【初心者向け】ライフジャケットの選び方と注意点|失敗しない6つのポイント

ライフジャケットとは?

黒と水色の配色のライフジャケットを着ている男性の上半身の写真

ライフジャケットとは、水に落ちたときに体を水面に浮かせて呼吸を確保できるようにする安全装備です。十分な浮力と体にフィットする設計によって、溺れるリスクを大きく減らすことができます。泳ぐことが得意な方でも急な事故やケガ、低水温などで動けなくなることがあるため、どんな方でも着用することが重要です。ライフジャケットは安心して水辺のレジャーを楽しみつつ、命を守るために重要なアイテムだと言えます。

このページではライフジャケットの選び方や選ぶ際のポイントや注意点について解説します。

マリンスポーツを始めたばかりの方やライフジャケット選びで失敗したくない方は、ぜひこのページを参考にしてみてください。

ライフジャケットの重要性

マリンスポーツや水辺のレジャーを楽しむ際、最も重要なのが安全対策です。特にライフジャケットは急な落水やケガ、水温の低下などに備えるために必須になります。「泳げるから大丈夫」と思うかもしれませんが、どんな状況でも危険は潜んでいるため、ライフジャケットは命を守るために欠かせません

インパクトベストとの違いに注意

よく似たものに「インパクトベスト」がありますが、これは主に衝撃から体を守る目的で作られています。見た目はライフジャケットに似ていますが、泳ぐことが得意でない方や水に慣れていない方にとって十分な浮力が備わっていないものもあるため、初心者には適していません。

泳ぐことが苦手な方が誤って選ぶと、水に浮くことができず非常に危険です。ライフジャケットは「浮く」ことを目的とした安全装備なので、国土交通省認定やUSCG認証など、安全基準をクリアしたものを選ぶようにしましょう。命を守るためには、正しい装備選びが重要です。

初心者が押さえるべき6つのポイント

黒いライフジャケットを着た人がサーフボードを持っている写真

ここからは、ライフジャケットを選ぶ際に初心者が特に意識したい6つのチェックポイントをご紹介します。安全に水辺のアクティビティを楽しむためには、ただ着用するだけでなく、知識を持って安心できる装備を選ぶことが大切です。

1. 安全基準のマークをチェック!

まず最初に確認すべきなのが、安全基準を満たしているかどうかです。たとえば、日本の「国土交通省認定」や、アメリカの「USCG(アメリカ沿岸警備隊)認証」などのマークがあるものは、公的に安全性が認められています。これらの基準を満たしたライフジャケットは浮力・耐久性・構造などが検査されており、信頼性が高い製品です。

2. 浮力は7.5kg以上のものを

日本で定められている小型船舶用ライフジャケット(成人用)の浮力の最低基準は7.5kgです。

ただし、これはあくまで泳げる方を前提とした最低限の基準で、水に慣れていない方や泳ぎが苦手な方の場合はさらに高い浮力を持つライフジャケットを選ぶ必要があります。浮力が不足すると、水中で体を十分に支えられず沈む危険性があり、波のある状況ではさらに大きな浮力が求められます

3. 素材は「ネオプレーン」が快適

ライフジャケットの素材にも注目しましょう。中でも「ネオプレーン」はやわらかくて体にフィットしやすく、水に濡れても冷たさやゴワつきを感じにくいため快適です。また、動きやすくストレスが少ないので、ウェイクサーフィンやSUPなどのアクティブなスポーツにも向いています。長時間の使用でも疲れにくいのも大きな魅力です。

4. サイズは“ぴったり”

サイズが合っていないと、せっかくのライフジャケットも本来の効果を発揮できません。例えば大きすぎると水中で脱げてしまう可能性があり、小さすぎると動きづらく、呼吸もしにくくなってしまいます。購入前にできれば試着をして、ベルトやバックルで体にしっかり密着させられるものを選ぶのが理想です。通販の場合は、必ずメーカーのサイズガイドを確認しましょう。

5. 着脱しやすい前開きタイプを

初心者には、ジッパーとバックルで開閉できる前開きタイプがおすすめです。濡れた状態でも着脱がしやすく、装着に慣れていない方でも簡単に扱えます。また、しっかりと固定できる構造になっていることが多いため、ずれにくく安心感も高まります。急いで着用する場面にも対応しやすい設計です。

6. 高い視認性で安全性を確保

ウェイクサーフィンやウェイクボードをしているときは、ボートの周囲に他の人や障害物がある場合もあります。水面での視認性が低いと、周りから気づかれにくくなることがあります。特に初心者の方や水面で長時間過ごす場合は、安全のために視認性の高い色のライフジャケットを選ぶことが重要です。鮮やかなオレンジや黄色など目立つ色を選ぶことでボートの操縦者や仲間にすぐに見つけてもらえて、万が一の事故防止につながります。

よくある失敗に注意!

ミントグリーンのインパクトベストを着ている男性の上半身の写真

ライフジャケット選びではインパクトベストとの誤認等、初心者は大切なポイントを見落としがちです。ここでは、特に気をつけたいポイントをご紹介します。正しい知識を持って、安全性と満足度の両方を高めましょう。

安全性は重要な要素

見た目がおしゃれだったり、価格が手頃だったりするとつい選びたくなりますが、デザインや価格と同じくらい大切な要素が安全性です。水に慣れていない方や泳ぐことはが苦手な方が安全基準を満たしていない製品を選んでしまうと、いざという時に命を守れない可能性もあります。デザインや価格も大事な要素ですが、ライフジャケットを選ぶ際には安全性の観点もおろそかにしないようにしましょう。

ノーブランド品のリスク

ネット通販などで安価なノーブランド品を見かけることがありますが、こうした製品は縫製が雑だったり素材が硬く着心地が悪かったりと、品質面に問題があることが少なくありません。結果として短期間で劣化したり買い替えが必要になったりして、かえってコストがかさむこともあります。信頼できるメーカーの製品を選ぶことが、長い目で見て安心・お得です。

まとめ

座っている水着の女性が黄色のライフジャケットを着脱している写真

ライフジャケットは、水辺でのアクティビティで命を守る重要な装備です。特に初心者は安全性浮力快適さフィット感扱いやすさを重視して選ぶことをおすすめします。「国土交通省認定」や「USCG認証」など、公的な安全基準を満たした製品を選ぶとなお良いです。また、最低でも7.5kg以上の浮力を持つものを選ぶことで、落水した場合でも事故のリスクを抑えることができます。

快適さを重視して動きやすい素材やデザインのライフジャケットを選ぶことで、アクティビティ中のストレスが少なくなります。信頼できるブランドから選ぶことも、品質と安全性を確保するためのポイントです。

最初の一着はじっくりと選び、安全で快適な水上レジャーを楽しんでください!

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